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遺伝性の病気をお持ちの方の婚活
私たちの体は、体質や遺伝によって、健康状況に差が生じてしまうことがあります。生まれつき何らかの障害を抱えている人もいれば、風邪ひとつひかない元気な人もいらっしゃるのが現実。障害の度合い、発症リスクの確率についても実に様々なのです。
近年、医療の目覚ましい発達に伴い、絶望的だった病が改善するニュース。とりわけ、今大きな可能性を秘めているIPS細胞の研究は、私たちにとって希望の光そのものとなっています。
しかし、こういう研究によって同時に得られる継承の恐ろしさ。私たちの世の中は、良くも悪くも表裏一体であり、どうポジティブに人生を送るかが大きな課題となっているのです。
遺伝の確率を知る
世の中には、「知らない方が幸せ」という事実がいくつも存在します。知ることで湧きおこる不安やネガティブな感情は、その人の人生をも大きく左右し、本人にしか分からない苦しみとなってのしかかってきます。けれども一方で、「知る」ということは、傾向と対策を講じる最高のチャンスでもあります。実は、知っている方が何かと有利で、大きな安心に繋がる場合もあるからです。
例えば、最近話題となったハリウッド女優のアンジェリーナジョリーさんの、卵巣摘出手術や乳房切除というニュースも、これに近い形といえるでしょう。
ジョリーさんは、遺伝子検査により卵巣癌を発症する確率が50%、乳癌にかかる確率が87%とされたため、そのリスク回避のために予防手術を行いました。実は、ジョリーさんの母親、祖母もこの癌という恐ろしい病で命を落とされています。家族に癌を発症した人がいれば自分も癌になるリスクが高いことを知っていたからこそ、このような検査と対策が取れたのです。
このニュースについては賛否両論ありますが、遺伝の確率を知り、それに見合った対策を行った彼女の決断は、今後多くの人の選択肢を広げたといえるでしょう。大切なのは遺伝性疾病を抱えたとき、あるいはそのリスクが高いとき、その病の特徴と発症確率を正しく認識し、結婚後それが子供にどう継承されるのかを知ることです。
医療は日進月歩。悲観しあきらめないこと
何らかの形で遺伝性の病、あるいはその発症の可能性が高いと知ってしまったとき、ほとんどの人がその恐怖と苦しみに押しつぶされそうになるでしょう。それが故に、結婚を諦めてしまうほどの辛さを抱え、終わりの見えない長く暗いトンネルから抜け出せず、人生を諦めている方も少なくありません。
しかし、医療というのは日進月歩。一昔前なら発症すれば確実に死に至ると言われていたあのHIVでさえ、今は治療薬が開発され多くの人々が前向きに生活を送っています。
世界ではほとんどの病気に対し、あらゆる研究が現在進行形で行われています。同じ病を抱えるコミュニティー、あるいは違った病でも前向きに戦う患者さんたちと集うことで、様々な情報が得られ、何より大きな心の支えとなります。
障害者の婚活パーティーも、こういった活動の一端を担うものと認識し、理解者探しの場所を提供しています。
遺伝性疾患をお持ちの方の婚活
遺伝性疾患は、その人の病気や度合いによって生活状況が大きく異なります。要介助の場合、やはりそこを含めての生活となりますから、病気に対する正しい理解を求めると同時に、自分が出来ること、挑戦していることをしっかり伝えられると印象がアップします。
また、薬や継続的な治療により、病気の発症を抑えることが出来る方でしたら、その旨しっかりとお相手に伝え、ポジティブに生きる姿勢をさりげなくアピールしてみて下さい。
いずれにせよ、人は共に歩むパートナー次第で人生の景色が変わってきます。決して後ろ向きにならず、どうぞ、明るい未来のために婚活パーティーをお役立て下さい。
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